幼い子供でもドナーに 弟から骨髄移植受けた女子中学生 夢は「看護師」 (2/6ページ)

2014.10.19 07:20

「将来は看護師になりたい」と話す栄田咲さん=大阪府守口市

「将来は看護師になりたい」と話す栄田咲さん=大阪府守口市【拡大】

  • 栄田咲さん(右)と母親の慶子さん=大阪府守口市
  • 大阪プロレスの会場で2周年の祝福を受ける栄田咲さん(中央)=昨年8月、大阪市中央区
  • 大阪プロレスのマスクをつけて骨髄バンクへの募金活動に協力する弟の快君(左)=昨年8月、大阪市中央区

 「先生から血液が機能していない難病だといわれ、頭の中が真っ白になりました。症状は熱が下がらないだけだったのですが、言われてみれば、少し前から鼻血が出ると1時間ぐらい止まらなかったり、青痣(あざ)がなかなか消えなかったりと、兆候はありましたね」と母親の慶子さん(38)は振り返る。

 治療方針を決めるため、すぐに入院。それから厳しい闘病生活が始まった。

 血液難病の治療には、骨髄移植が有効とされ、それには患者とドナーの免疫組織「HLA(ヒト白血球抗原)」の型が適合しなければならない。その確率は兄弟姉妹の間も4分の1、血のつながらない他人の場合は数百~数万分の1と極端に低くなる。

 検査の結果、幸い当時4歳だった弟の快君と適合。咲さんは飛び跳ねて喜び、慶子さんも「これで生きられる」と胸をなでおろした。

「こんな幼い子がドナーになっても大丈夫なのか」

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