【早坂礼子の経済ウォッチング】言葉のバリア解消へ 多言語対応サービスの芽生え (1/3ページ)

2014.11.2 07:15

地下鉄駅構内の案内表示。外国語の併記は一部に限られ、外国人観光客が増加する中、拡充が求められている

地下鉄駅構内の案内表示。外国語の併記は一部に限られ、外国人観光客が増加する中、拡充が求められている【拡大】

  • 東京・新宿駅で、台湾人観光客に英語混じりで道案内をする交番の警察官

 9月2日、舛添要一東京都知事は都内で開かれた英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)主催のセミナーで講演し「2020年の東京五輪ではビジターの利便性向上のため、言葉のバリアフリーを進めたい」と強調した。今年も訪日外国人が1000万人を超す見通しだが、英語以外の言語を話す渡航者も少なくない。多言語対応サービスは喫緊の課題だ。

 「火事ですか、救急ですか」。消防署にはときおり外国人から119番コールが入る。署は一刻も早く状況と場所を把握して緊急出動をかけたいが、肝心の相手の言語がわからない。

 ホテルでも外国人宿泊者から問い合わせがある。「部屋のインターネットの接続方法がわからない」。鉄道会社も同じだ。「電車の中に忘れ物をしたのだが」-。病院や銀行、官公庁でも、トラブルに直面した外国人からのSOSはもはや珍しくない現象だ。

依頼を受けたオペレーターが外国語で直接話して日本語に翻訳するサービスがある

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。