茶葉でおいしくいれるには、ミネラルウオーターではなく、くみたての水道水を沸騰させた熱湯を使うのが良い。茶葉はティースプーンできちんと適量を量り、茶葉を蒸らす時間を砂時計で計るなどのルールを守ると、ティーポットの中で「茶葉が上下に飛んでいるようにみえる『ジャンピング』という現象が起こり、紅茶本来のうまみや香りが引き出せる」という。
マナーの一環
「もともと紅茶が好きだったが、マナーを学ぶ中でおいしい紅茶を自分で入れられるようになったら、と思って」
東京・銀座で文化的教養やマナーを教える「銀座フィニッシングスクール ティアラファクトリー」で、紅茶のコースを学ぶ30代の女性会社員は、きっかけをこう話す。「心のゆとりを持てて、リラックスした時間にぜいたくさを感じられる」