【書評倶楽部】興福寺貫首・多川俊映『ネルソン・マンデラ 未来を変える言葉』 (1/2ページ)

2014.11.22 13:52

多川俊映貫首

多川俊映貫首【拡大】

  • 「ネルソン・マンデラ未来を変える言葉」

 ■明日を生きる知恵が見える

 リベラルといっても、このごろ多義化していて、話がスッと通らない。しかしまぁ、穏やかなリベラルでありたいとは思う。それは端的にいえば、視野狭窄(きょうさく)に陥らない日常でありたいということだ。げんに、仏教の創唱者釈尊は、生前、「あまねく見る人よ」と呼ばれていた。

 その仏教に、唯識(ゆいしき)という考え方がある。一言でいうのは難しいが、さしずめ、私たちは自心によって「知られたかぎりの世界」に住んでいる、ということになろうか。

 だから、世界といっても人それぞれ。しかもなお、かつてカエサルがいみじくも喝破したように、人は見たいものだけを見る--。つまり、私たちはそもそもが視野狭窄なのだ。

 しかし、そのような視野の狭窄こそ、さまざまな軋轢(あつれき)を生む大本であり、心豊かな人生とは縁遠い元凶にちがいない。

巻末にはノーベル平和賞受賞演説も付されている

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