ファンケルヘルスサイエンスの青砥弘道戦略推進本部長によると、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患や心筋梗塞などの心疾患、認知症のリスクを総合的に判定するセットの人気が高いという。
同社では現在、月に15~20回程度の小規模なセミナーを開催。参加者もシニア層が多いといい、講演と合わせ、血管年齢などを調べて簡単なアドバイスを行う健康カウンセリングを実施し、その後の遺伝子検査などへ結びつけている。
同社は11月にサービスを開始したばかりだが、「家族に脳梗塞や心筋梗塞にかかった者がおり、自分も心配になってやってみようと思った」(50代女性)「親が高血圧で自分も心配。遺伝子検査自体にも興味があった」(40代女性)と、病気のリスクを心配して検査やセミナーへ申し込む人も多い。また、「効率がいい予防対策が知りたい。遺伝子検査で体の状況を知り、自分に合ったサプリメントを勧めてもらえることに興味があった」という60代男性のように、今後の健康に役立てようとする声が届いている。