肝がんの原因…「C型肝炎」変わる治療 新薬増えて副作用軽減 (2/4ページ)

2014.12.21 07:28

 感染の有無は血液検査で分かる。国のウイルス性肝炎対策により検査は無料。平成20年度からは治療費の助成も行われている。

 ただ、高齢者の中には検査を受けていなかったり、感染が分かっても「まだ肝機能が正常で健康だから」などと積極的に受診しなかったりする患者も多い。

 IFNとの併用

 C型肝炎の治療は、体からウイルスを排除することが基本。従来、治療には抗ウイルス薬、インターフェロン(IFN)の注射が使われてきた。ただ、IFNはウイルスが陰性になる率が3割程度と低いうえ、発熱や倦怠(けんたい)感、鬱病などのつらい副作用に苦しむ患者も多かった。

 虎の門病院分院(川崎市高津区)の熊田博光院長は「副作用などからIFNを嫌う人が多く、治療が進まない一因にもなっていた」と指摘する。

ウイルスの陰性化率は7割に向上、副作用も軽減

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