子供の場合は体重(キロ)×50ミリリットル程度が目安。「体重10キロの子供なら500ミリリットルを1~5分ごとに少しずつ与えていくとよい」。高齢者の場合は、通常の体重に比べ軽くなっている分が、足りない水分と一致する。脱水症状で0・5キロ減ったら500ミリリットルの水分の摂取が必要だ。
急性胃腸炎による脱水症状に経口補水液を使うことは世界的には常識だが、日本ではあまり知られていない。
このため、日本小児救急医学会は今後、子供の急性胃腸炎の際に経口補水液の摂取を勧めるガイドラインを作成し、周知を図ることにしている。