血管詰まる脳梗塞、新治療法に注目 血栓除去する器具で再開通率向上 (1/4ページ)

2015.2.8 07:22

ソリティアFRを使った脳梗塞の治療を行う総合東京病院の手術室=東京都中野区

ソリティアFRを使った脳梗塞の治療を行う総合東京病院の手術室=東京都中野区【拡大】

  • 総合東京病院の渡辺貞義院長

 血栓により脳内の血管が詰まる脳梗塞。血流が途絶え、脳が徐々に壊死(えし)する病気で生命に関わる。発症後、早期の治療が必要で、一命を取り留めても、寝たきりになるなど重い後遺症に苦しむ人は多い。そうした中、血栓を除去する医療器具を使った新たな治療法が注目されている。(兼松康)

 死亡率は1割に

 脳梗塞を含む脳卒中は、「3大疾病」と言われ、長く日本人の死因としてがん、心疾患に次ぐ3位の座を占めていた。近年は肺炎に次ぐ4位。高齢化が進む中、患者は増えているが、「死亡者数は減っている」と、総合東京病院の渡辺貞義院長は指摘する。

 渡辺院長によると、脳の血管が詰まったり、破裂したりする脳卒中のうち、血管が詰まる脳梗塞は6~7割を占める。「かつては3分の1が死亡し、3分の1が寝たきりになり、社会復帰できるのは3分の1」と言われていた。現在は「治療技術の進歩もあり、5割が社会復帰し、何らかの後遺症が出るのが4割、死亡するのは1割になった」という。

脳梗塞で死亡する人が減っている背景には…

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