「空き家」そのまま…増え続ける新築住宅 人口減少局面で裏目に (1/4ページ)

2015.2.8 07:00

東京都多摩地区で建築中の一戸建て住宅

東京都多摩地区で建築中の一戸建て住宅【拡大】

【早坂礼子の経済ウォッチング】

 空き家の増加を尻目に日本の住宅数は毎年増え続けている。1998年以降の着工戸数(建て替えも含む)は毎年100万~120万戸。2013年度は消費税率引き上げ前の駆け込み需要もあり98万戸が着工された。全住宅取引の8割以上は新築で、中古住宅の比率は10%半ばに留まっている。欧米で7~9割を中古が占めるのとは対照的だ。

 戦後の大量供給政策

 なぜ日本は新築比率が高いのか。富士通総研の米山秀隆上席主任研究員は「第二次世界大戦後の住宅政策の影響が大きい」と指摘する。

 敗戦後の日本は市街地が焼け野原になったうえ、外地からの復員者も増えて住宅が圧倒的に不足していた。政府は住宅建設を行うため、あいまいな線引きのまま農地も宅地に転用して、無秩序に市街地を広げていった。

質の良い建材を用いて手入れをしながら長く使うという戦前の住宅建設の概念は後回し

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