自動車や電機など主要産業別労働組合でつくる全日本金属産業労働組合協議会(金属労協、相原康伸議長)は25日、2015年春闘の交渉状況を確認する戦術委員会を開いた。相原議長は同日の記者会見で「金属労協が一枚岩となり、6000円以上の賃上げを目指す」と述べた。
金属労協によると、今年の春闘では53の登録組合があり、そのうち、35組合が25日までに会社側に賃上げを要求した。全体の平均額は6826円で昨年と比べ、1.7倍強の水準にあるという。
残りの18組合は鉄鋼や造船などで、2年単位で賃金要求するため、今春闘は提出していない。