着圧ソックスの市場規模は拡大しており、25年8月までの1年間の販売金額は前年同期比で19・3%伸びた。近年ではピップの「足指セラピー」など、各社が足指を開かせるタイプの商品を発売。さらにピップは昨秋、クッションで足裏を刺激するタイプの「足裏リフレ」を投入した。
さまざまな機能をうたう商品が出てきており、ピップの藤木慎二マーケティング部長は「20年前には市場すらなかったが、今後も拡大が見込まれる」と話す。
活力が低下
春から夏にかけては、脚の重さやだるさを感じる気候要因がそろうという。
看護師で足裏療法家の市野さおりさんによると、春から夏にかけては気圧が下がるため、脚に外部からかかる圧力が弱くなる。そのため筋肉がゆるみ、体内の循環をよくする「ポンプ機能」が低下する。