肥満は感染症の危険因子 免疫機能低下でインフル悪化、肺炎など重篤症状も (3/3ページ)

2015.5.10 17:07

 佐藤学長は「内臓脂肪蓄積型の肥満は認識不足のため放置されていることも多い。正常な免疫機能を維持するためには食事療法と運動療法による肥満の予防と改善が一番」と指摘。「高度の肥満になった人は専門医に相談するといい」と助言している。

 ■肺炎が再び増加、死因3位に

 感染症のリスクで怖いのは、子供や高齢者で重症化の恐れがある肺炎だ。抗菌薬の進歩と公衆衛生の向上により、日本では制圧されたと思われていた。しかし、近年は再び増加傾向にある。平成23年の人口動態統計によると、日本人の死因で肺炎は、がん、心疾患に次ぎ、脳血管疾患を抜いて第3位に浮上。25年も同じ順位だった。

 高齢化の進展により誤嚥(ごえん)性肺炎などが増えていることが主な原因だが、肥満の人の増加も一因とみられている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。