陸自隊員の“静かなる誇り” 「プロ中のプロ」命がけの不発弾処理 (1/8ページ)

2015.5.31 07:07

不発弾の信管を取り外す作業をする陸上自衛隊中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊(陸上自衛隊提供)

不発弾の信管を取り外す作業をする陸上自衛隊中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊(陸上自衛隊提供)【拡大】

  • 信管を取り除き安全化された不発弾をつり上げる=5月9日、大阪市浪速区(陸上自衛隊提供)
  • 取り除かれた信管(左)と弾底の信管(陸上自衛隊提供)
  • 3月16日に大阪市浪速区の工事現場で発見された不発弾(陸上自衛隊提供)
  • 陸上自衛隊桂駐屯地で展示されている2000ポンド爆弾の模型(陸上自衛隊提供)
  • 5月9日の不発弾処理で立ち入りが禁止された区域

 「開始せよ」。作業を指示する声に、対策本部の空気がピンと張り詰めた。5月9日朝、大阪・ミナミの繁華街に近いマンション建設現場で発見された米製2千ポンド爆弾(1トン爆弾)の不発弾の処理作業が行われた。南海難波駅南側一帯は立ち入りが禁止され、大阪市は住民約2200人に避難を要請。南海本線などの一部区間で列車が運休した。作業を行ったのは、陸上自衛隊中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊。弾薬の知識に富む「プロ中のプロ」とされる専門家集団だ。全国には同様の部隊が4隊あり、年間で約1500件、重量で平均約50トンの不発弾処理を実施している。万が一爆発すれば隊員本人の命はもちろん、住民らにも影響が及ぶ。緊迫感あふれる最前線を取材すると、国民の命を守るという崇高な使命に身をささげる自衛隊員たちの「静かなる誇り」が伝わってきた。(中井美樹)

 緊迫の現地対策本部

 「命がけで撤去していただく。声を掛け合ってしっかり情報共有をし、事故のないようによろしくお願いします」

 5月9日午前6時半。不発弾が見つかった現場から約300メートル西の大阪市浪速区役所内7階の会議室。玉置賢司浪速区長が「不発弾処理現地対策本部」の設置を宣言した。

大阪市危機管理室によると、記録が残る昭和30年以降…

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