そのものがブーム
従来の丸缶のほかにも、洋食器のような柄の缶が目を引くマルハニチロ食品「ラ・カンティーヌ」シリーズの「さばフィレ・エクストラバージンオイル」(100グラム入り、希望小売価格税別340円)や宝幸「サバオリーブオイル」(170グラム入り、同300円)などおしゃれな商品が出ている。
また、缶を開け、そのままでもおいしく食べられる洋風の“おつまみサバ缶”も「家飲みにぴったり」と人気を呼んでいる。
缶詰メーカーなどが加入する日本缶詰びん詰レトルト食品協会(東京都千代田区)によると、サバ缶の国内生産量はここ10年増加傾向にあり、内容重量で平成17年の2万1776トンから昨年の3万5412トンに増えた。
「サバそのものがブームとなっている」と話すのは、サバにまつわるイベント運営などを行うサバ好きの集まり「全日本さば連合会」広報担当、池田陽子さんだ。