5カ国語ステッカー
とはいえ、トイレという性格上、個室内に防犯カメラをつけることはできず、“汚した犯人”をつかまえることもできない。
そこで市が考えたのがイラスト入りの啓発ステッカーだ。ステッカーはA4判で、日本語、英語、韓国・朝鮮語、中国語(簡体・繁体)の5カ国語で和式、洋式のそれぞれのトイレの使い方を説明している。
例えば、和式トイレなら「トイレはしゃがんでご利用ください」「トイレットペーパーはゴミいれにすてずながしてください」などと記載。それぞれの記載には、逆向きでなく正しくしゃがんだり、トイレットペーパーを備え付けのごみ箱でなくトイレに流したりするよう、イラストで正しい利用法と誤った使い方を説明している。
さらに日本のトイレは進化が進み、流し方もレバー、センサー、ボタンとさまざまなタイプがある。外国人にとって使い方が分からなくても不思議でない。このため、ステッカーでは「手をかざすと水がながれます」(センサー)、「ボタンをおすと水がながれます」(ボタン)といった3種類の説明をそれぞれイラスト入りで用意した。