離婚後の面会交流 子供が「ルーツ」を知る意味とは (2/4ページ)

2015.10.12 07:07

 「娘はパパが大好きで、精神的支えだと分かっていたから面会は必須でした」。大阪府の自営業女性(48)は17年前の離婚をそう振り返る。当時5歳の長女と元夫の関係を断ち切るのをためらい、別居して実質的に離婚していたが10年近く籍を抜かなかった。

 長女は月に2回、週末を元夫の実家で過ごし、夏休みは元夫のもとへ。「パパと少しでも長く一緒にいたい」と言うので月曜の朝に迎えに行き、そのまま小学校に送った時期もある。

 女性は「母子家庭は子供に逃げ場がないと言われる。娘にはパパがいてよかった」としみじみと語る。

 ためらいも

 しかし、面会させることをためらう親もいる。神戸市の介護福祉士、安木麻貴さん(44)は2カ月に1回、中学3年の長男を元夫と面会させるが「最初は嫌でした」と打ち明ける。

元夫から養育費は支払われていたが、苦々しい思いは消えなかった…

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