実際女性専用エリアに入ってみると、ここだけアロマのようないい香りが。バリのリゾート地をイメージしたという壁紙やインテリアは街角のネイルサロンのよう。フードやドリンクも充実し、一度入ると長時間過ごしたくなること必至の空間だ。【拡大】
なぜネットカフェの女性客が増えているのか?
ネットカフェの女性客が増えている。背景には、ネットカフェの女性向けサービスが進化し、地方からの上京者や終電を逃した人がホテル代わりに利用しやすくなったこともある。
かつてのネットカフェといえば、暗くて閉塞感があって(筆者の中では)モサい男の巣窟というイメージだった。それが今ではカードキーなどがないと入室できない個室や「女性専用エリア」が続々でき、明るくて清潔なエリアで安心して一夜を過ごせる仕様になっている。
さらに、エリア内にはシャワーやパウダールーム、店によってはコインランドリーやゲルマニウム温浴も設置され、まるでカプセルホテルのレディースプラン。ナノケアスチーマーやヘアアイロンが無料レンタルできる店では、待ち合わせ前に身だしなみを整えに来る人もいるそうだ。
この夏、池袋などにネットカフェ内にアルコール専用のドリンクバーが設置された店も登場(1000円60分で20種のアルコールが飲み放題など)。密かに、漫画片手にひとり飲みするOLも少なくないらしい。