こうして1日で最も重要な仕事(新商品の企画書)が後回しになり、夜の残業時間に重い腰を上げて取り組むという悪いパターンに陥りがちです。結果、夜、ヘトヘトの時間に企画書をつくる羽目に。と、どうしても仕事が非効率になり残業時間が増えます。
▼仕事の調子が出ない理由2:午後にやっとエンジンがかかる
理想的には、「最重要かつ気の重たくなる仕事」は朝一番に片づけるのがいい。これは、タイムマネジメントの中でもセオリー的な習慣です。
短時間でメリハリをつける「高密度仕事術」をコンサルティングする中で、8割の方は最重要の仕事を後回しにしていて、その結果、非効率に陥っています。
朝一番になぜ最重要の仕事に手をつけるといいのでしょうか?
基本的なことですが、睡眠で脳と体を休息させることで疲労が取れ、脳が最も活発に動きます。一方、夕方から夜にかけての脳は仕事で消耗し、疲労困憊している状態。この時期に最も思考のエネルギーを消費する「最重要の仕事」を行なうのは質の面でも効率の面でもよくありません。同じ脳でも、朝と夜では天と地なのです。