多画像のデザイン
とはいえ、約3割が不快に思ってしまうのは残念だ。「子供の写真は家族や親戚には喜ばれるが、不妊治療中の方がいるかもしれない。少し配慮が必要」とするのは、写真年賀状のレイアウトの提案や印刷を行う「キタムラ」(横浜市港北区)の広報担当、佐藤卓さん。子供の顔のアップ写真が大半を占めると、受け取った側が誰からの年賀状か分かりにくいというデメリットもある。
お勧めは、子供を抱いた親の写真などを含めて3~5枚を組み合わせた多画像のデザイン。旅行中や遊んでいる様子の写真を組み合わせれば、家族の雰囲気が伝えられる。
佐藤さんは「家族の年始の挨拶状ということを意識して選ぶのが良い」とアドバイスする。最近はスマートフォンで撮影した複数の画像を組み合わせて1枚にまとめられる「シャッフルプリント」も人気があるという。