共働きやひとり親家庭の小学生を預かる「学童保育」。最近は英会話やスポーツの習い事を受けられる民間企業が運営する学童保育が注目されている。公設の教室でも体験学習を取り入れる動きが広がっており、預かるだけでなく「学びの場」として進化を遂げつつある。(玉崎栄次)
おやつ・夕食も
東京都武蔵野市の民間学童保育「キッズデュオ三鷹」。子供向けの英会話スクールを運営する「やる気スイッチグループ」(東京都中央区)が全国に67教室開設した民間学童保育所のうちの一つだ。
「I know!(私は知っています)」。平日の19日午後5時過ぎに教室を訪ねると、小学生たちが米国人スタッフと英語で数当てゲームを楽しんでいた。英語を母国語とするスタッフから、英語のレッスンを受けられるのが特徴だ。
小学1~6年生130人が登録。保育時間は午後2時から最長で午後7時半まで。学校から教室へ、帰路は自宅近くまでバスで送迎する。ドーナツなどのおやつや、親が遅くなれば夕食(1食600円)を準備することもできる。