「最近の共同研究のトレンドはロボットやIT、なかでも人工知能や画像認識技術に動いています。これらの技術を集めたものが自動運転車。私たちは、これらの深い知識と高い技術を持った研究者を探し出し、企業とマッチングさせ“知の対流”を起こしたいと考えています。これらの分野は主に情報・工学系の研究者ですが、ここに来て話題になっているビッグデータは理学、社会学系の人材も不可欠。と同時に、企業は大手だけでなくベンチャーもターゲットになるということです」
こう力説する倉本氏は、時間はかかるとしながらも、研究者と企業の母集団を増やしていくことによって、この事業が一気に加速すると確信している。
(ジャーナリスト 岡村繁雄=文)(PRESIDENT Online)