「ルパン三世 カリオストロの城」は宮崎アニメの最高傑作だと思う (2/3ページ)

2016.1.1 17:08

 ちなみに今月1日には“アニメ界のアカデミー賞”と呼ばれるアニー賞を主催する国際アニメーション映画協会が高畑氏に、アニメ界への貢献をたたえる功労賞「ウィンザー・マッケイ賞」を授与しました。

 そして宮崎氏の映画監督としての第一歩が、ルパンの第1シリーズの要素を色濃く反映した「ルパン三世 カリオストロの城」(昭和54年)なのです。

 国営カジノから大金を盗み出したルパンと相棒の次元大介ですが、その札束は幻の偽札と呼ばれる「ゴート札」でした。ルパンはゴート札の出どころと疑われる欧州のカリオストロ公国に入るのですが、そこで、ウエディングドレス姿で逃亡を図るこの国の亡き大公の娘クラリスと遭遇し、事態が急変していきます…。

 ルパン、次元、石川五ェ門の3人に銭形警部と峰不二子というおなじみのキャラクターが大暴れする本作。第1シリーズの10話「ニセ札つくりを狙え!」と11話「7番目の橋が落ちる時」の物語をベースに、テレビシリーズのニヒルでアンニュイな雰囲気を抑え、コミカルでスピード感ある作風で最後まで一気に突っ走ります。

「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました」

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