ついついやってしまう「自慢話」 他人という“鏡”を活かしきれていない (1/4ページ)

2016.1.9 17:11

 生きるうえで最も大切で、また、難しいのは、自分の「個性」を認識し、それを活かすことだろう。

 個性というものは、長所と短所が表裏一体になったものである。頑固な人は、それだけ取れば短所だが、1つのことをやり遂げるという意味では長所である。優柔不断な人は、決断できないという意味では短所だが、さまざまな角度からじっくり考えるという意味では、長所である。

 自分の個性を認識するのは、脳の前頭葉による「メタ認知」の働きの1つである。自身を、あたかもカメラで外から見ているかのように観察する。個性がメタ認知できると、短所を補えるし、長所も活かせる。

 ここで問題なのは、個性の「メタ認知」が、実に難しいということである。

 自分の外見は、鏡に映せばわかる。顔のここがどうだとか、髪の毛がこうなっているとか、鏡に映った自分の姿を見て、女性は(最近は男性の一部も)化粧をする。

一方、自分の性格的な特徴は、映すモノとしての鏡がない。だから…

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