がんのリハビリ、手術前も 治療の合併症など予防、入院期間も短縮 (1/4ページ)

2016.1.10 07:05

女性患者(右)に、呼吸法の練習に使う器具について説明する理学療法士=東京・信濃町の慶応大病院

女性患者(右)に、呼吸法の練習に使う器具について説明する理学療法士=東京・信濃町の慶応大病院【拡大】

  • 体操や筋肉のストレッチなどの際に使う器具を手にする「キャンサーフィットネス」代表理事の広瀬真奈美さん
  • 辻哲也准教授

 リハビリといえば通常は、障害が起きた後の機能回復訓練のこと。しかし、がんの診療では障害を防いだり軽く済ませたりするための予防目的のリハビリがある。そうしたリハビリに取り組む施設は増えてきたが、どこでも受けられるわけではない。専門家は「病院を選ぶ際にはリハビリに熱心な施設かどうかにも目を向けて」と話す。

 練習で笑顔

 東京・信濃町にある慶応大病院腫瘍センターのリハビリ室。食道がんの手術を翌日に控えた初老の女性が、器具を使って呼吸の練習をしていた。「弱く長く吸いましょう。あまり強く吹かないで。そうです」。理学療法士の声に合わせ、器具にゆっくり息を吹き込む。

 食道がんは胸部と腹部を開く手術が必要で、術後は傷の痛みや全身麻酔の影響で呼吸が浅くなりがち。たんがたまって肺炎になりやすいため、その予防のためのリハビリだ。空気を多く取り込む腹式呼吸の方法も確認した。

 「2、3日は大変ですが徐々に管も抜けます。頑張って動きましょう」。療法士の言葉に、緊張気味だった女性も「はい」と笑顔を見せた。

何をするか事前に知っていれば回復の道筋をイメージできる

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