要介護者の外出支援サービス広がる 食事や入浴介助「旅を力に」 (1/3ページ)

2016.1.11 17:02

久しぶりに親戚宅を訪れた前野みよさん(左から2人目)を介助する戸塚京子さん(同3人目)。大勢に囲まれ楽しそうだ=宮城県大河原町

久しぶりに親戚宅を訪れた前野みよさん(左から2人目)を介助する戸塚京子さん(同3人目)。大勢に囲まれ楽しそうだ=宮城県大河原町【拡大】

  • トラベルヘルパーによる介助で温泉水を使った風呂に入る男性。気持ちよさそうだ=横浜市

 足腰が弱ったり介護が必要となったりした人の外出や旅行を支援するサービスが広がっている。旅行中の食事や温泉の入浴介助もしてくれ、家族だけでは難しかった遠方への旅行も可能になった。閉じこもりがちな高齢者にとって旅行は、心身の健康づくりにも役立つと評判を呼んでいる。(平沢裕子)

 遠方に里帰り

 昨年8月、前野孝典さん(71)=千葉県松戸市=は、特別養護老人ホームで暮らす母、みよさん(96)を連れて里帰りするため、トラベルヘルパーの戸塚京子さん(58)の同行を依頼した。戸塚さんへの依頼は3回目で、前回は3年前だった。

 みよさんは食事や排泄(はいせつ)など生活全般に全面的な介助が必要な要介護5。普段は呼び掛けても反応がほとんどないみよさんだが、新幹線に乗り、故郷の宮城県大河原町に着く頃には、目が輝き、周囲をうかがう好奇心ものぞかせた。

 みよさんの姉(98)や親戚とともに墓参りをし、旅館に泊まって食事や温泉を楽しむなど2泊3日の旅を満喫した。

 孝典さんは「施設では息子の私が誰だか分からないこともある母だが、旅に出たら表情が全く変わった。ヘルパーさんが入浴介助や就寝時のケアをしてくれるので安心して楽しむことができた」と満足げだ。

「介助者やご家族に喜んでもらえ、やりがいがある」

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