温泉地でも
トラベルヘルパーセンター東伊豆(静岡県東伊豆町)では23年から、熱川温泉など伊豆の温泉を訪れた観光客を対象にヘルパーを派遣し、入浴の介助や観光への同行などのサービスを提供している。吉間(きちま)厚子代表は「温泉に入れると思わなかったとおっしゃる方も多い。3カ月に一度利用するリピーターもいる」とする。
神戸を活動拠点とするNPO法人「しゃらく」も、介助付き旅行サービス「しゃらく旅倶楽部」を20年から開始。同法人に登録する看護師やヘルパーが旅行に付き添う。
当初は年間十数人の利用だったが、今では個人旅行だけで約400人の利用があるという。同法人事業部の須貝静部長は「旅をすることでお年寄りが元気になる、という声が多く、年々ニーズが高まっている」と話している。