【江藤詩文の世界鉄道旅・新年特別企画】肥薩おれんじ鉄道おれんじ食堂(3)生殺しブルトレ 賑わうホームとの対比で際立つ哀愁 (1/2ページ)

2016.1.17 18:00

阿久根駅のブルートレイン

阿久根駅のブルートレイン【拡大】

  • 薩摩高城駅から眺める東シナ海。左手にはリーゼント頭に見えるという通称「リーゼント岩」もある
  • 薩摩高城駅の「駅マルシェ」
  • 地元の人たちが各駅で手を振って見送ってくれる
  • 顔はめはいくつもバリエーションがあった
  • 古い車輪と線路をデザインしたオブジェ
  • リアルな仕上がりの鉄道模型
  • 鄙びた風情ある駅も多い
  • 新八代駅に到着した「おれんじ食堂」
  • 乗務員が揃ってお見送り

 「おれんじ食堂」の1号車「飲食付きパッケージプラン」3便には、前回レポートした「ライトミール」と「サンセットディナー」のほか、地元の人たちがホームで開催する「駅マルシェ」でお土産と交換するクーポン券が5枚ついてくる。クーポンを利用できるのは、薩摩高城、阿久根、出水、水俣、佐敷の5つの駅だ。

 最初のハイライトは、出発して30分後の薩摩高城駅。スタッフに案内されて遊歩道を進むと、視界が開けて目の前に東シナ海が広がった。遠くに長島がかすんで見える。潮風を楽しんでホームに戻ると、さっそく駅マルシェが始まっていた。うるめいわし、きびなご、いりこといった日本酒&焼酎のアテになりそうな煮干し系ラインナップがずらりと並び、試食もできる。「お土産に」と手渡されたのは、大きさが揃って見た目にも美しいちりめんじゃこ。軽くて持ち運びやすい手頃な食べきりサイズ。センスがいい。ちなみに阿久根ではレモンゼリーと文旦ゼリー、出水では薩摩赤鶏の炭火焼レトルトパックと、前半はなかなかのセレクトだったが、満腹になった水俣では焼き茄子、トマト、バジルの冷製カッペリーニ、佐敷では地元の食材を使った手づくりの揚げカレーパンと、その場で食べるものが続いた。

施錠されたプルトレ「中見たい人は電話して」貼り紙もはがれかけ

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