売り上げ3割増し
大手アパレルメーカー、レナウンの肌着・靴下子会社「レナウンインクス」(江東区)が平成26年春にスタートさせた靴下ブランド「イルレガロ」は「自分買い」をターゲットにした靴下の草分け的存在。イタリア産の糸を国内で丁寧に編み、鮮やかな色のボーダー柄などファッション性を前面に押し出した。1800~2300円の高価格帯だが、27年秋冬の売り上げは前年同時期に比べ3割も増えた。
ナイガイは昨年、セーターなどに使われる高級素材、海島綿の靴下=(2500円)=を発売し、大胆なデザインなどが受けて「自分買い」のニーズ掘り起こしに成功。今春は、「美濃和紙」で作った糸で編んだ靴下を売り出す。一足2千円の高級路線だが、同社商品課の小山雄大課長は、「シャリシャリした独特の肌触りで、通気性も高く、靴の中の蒸れを防ぐ。夏向け商品としてニーズは高いはず」と話している。