【2016春闘】トップ会談 労使、賃上げ方法めぐり攻防

2016.1.30 05:00

春闘に関して懇談会を行う連合の神津里季生会長=29日、東京・大手町の経団連会館

春闘に関して懇談会を行う連合の神津里季生会長=29日、東京・大手町の経団連会館【拡大】

  • 春闘に関して懇談会を行う経団連の榊原定征会長=29日、東京・大手町の経団連会館

 ■デフレ脱却へ認識一致

 経団連の榊原定征会長と連合の神津里季生会長が29日、2016年春闘をテーマに東京都内で会談し、デフレ脱却に向け賃上げが必要だとの認識では一致した。しかし、方法に関しては、神津氏が「毎月支払われる賃金の引き上げこそが重要だ」と訴えたのに対し、榊原氏は「(ボーナスを含む)年収ベースでの賃上げ」と述べ、従来の対立が続いた。今春闘では賃上げの方法や、連合が掲げる「格差是正」が実現するかが焦点だ。会談冒頭、榊原氏は「経済の好循環に向け、(賃金に関し)しかるべき対応をしたい」と発言。神津氏は「ボーナスは収益次第。(デフレ脱却への)持続性にはつながらない」と話した。

 連合はこれまで、基本給の上昇こそが消費拡大とデフレ脱却につながると主張。定期昇給の確保に加え、賃金を底上げするための「2%程度を基準」のベースアップ(ベア)を求める方針だ。大手と中小企業、正規と非正規労働者の格差是正も例年以上に強調している。

 一方、経団連は収益が拡大した企業では、ベアに限らずボーナスなどを含め「15年を上回る年収ベースの賃上げ」を検討するよう呼び掛けている。将来にわたり人件費を増加させるベアには慎重な姿勢の企業もある。

 各労組は今後、要求書を会社側に提出。大手の集中回答日は3月16日の見通しで、以降も中小企業などで交渉が続く。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。