【江藤詩文の世界鉄道旅】旧ヤッファ駅舎 100年前の貨車を眺めて楽しむディナータイム (2/2ページ)

2016.2.14 18:00

貨車の内部では、鉄道の歴史がわかる展示物があるそうだ。次回はぜひ入ってみたい

貨車の内部では、鉄道の歴史がわかる展示物があるそうだ。次回はぜひ入ってみたい【拡大】

  • 夜11時の子どもたち
  • まるでヨーロッパのような美しい旧駅舎
  • 奥は中東でよく食べられる大ぶりの餃子みたいなものにヨーグルトソースをかけた料理
  • 窓から眺め下ろした貨車とギター弾き
  • 保存された建築物には、それぞれに歴史がある

 暖かいオレンジ色にぼうっと照らされた貨車が見える窓際に席を取り、窓を開ける。子どもがはしゃぐ甲高い声が、遠くでこだましている。ポロン、ポロンッ。そこに加わったのは、ギターをつまびくやわらかな音色。お世辞にもうまい演奏とはいえないが、逆にそのつたなさが、ほろ酔いでくつろいだ気分にぴったりだ。

 中央の広場では、5歳くらいから12歳くらいの子どもが、10人ほどもいただろうか。1台の自転車を取り合って大声をあげたり、じゃれあってころころと笑いころげたりしていた。ユダヤ系の子どもたちで、親はそのへんのレストランやワインバーで酒を飲んでいるそうだ。時刻はもうすぐ夜11時。早く寝たほうが子どもの成長のためになる、などの意見はあるだろうが、商業施設のなかとはいえ、深夜に親が子どもから目を離して、子どもだけで遊ばせている。

 イスラエルやパレスチナというと治安が心配だったけれど、実際に来てみるとこんな一面もあった。

■取材協力:JICAパレスチナ事務所

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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