電機労組、ベア3000円要求   

2016.2.18 21:14

 平成28年春闘交渉で18日、電機大手の労働組合による要求が出そろった。電機大手の交渉は日立製作所やパナソニックなど6社が主導するが、経営再建中の東芝を除く5社がベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として月3千円を要求した。ただ、電機大手を取り巻く環境は中国経済の減速などで、不透明感が増しており、労使間で厳しい交渉が予想される。

 日立労組の坂本達哉中央執行委員長は18日、中畑英信執行役常務に要求書を手渡した。パナソニックや三菱電機、富士通、NECの労組も18日までに要求書を提出。ベア要求は3年連続で、昨年の月6千円から月3千円に引き下げた。

 電機大手の春闘は組合の要求や経営側からの回答額をそろえる「統一闘争」を実施しているが、主要6社の一角を担う東芝労組は、28年3月期に7100億円の最終赤字を計上する見通しで初めて離脱する方針。

 今年の電機大手の春闘は昨年と経済環境が大きく異なっている。中国経済の減速や資源安の影響で年明けから円高・株安の逆風が吹いている。日立やパナソニックも28年3月期の業績予想を下方修正した。

 企業側も政府が目指すデフレ脱却や経済の好循環の実現に貢献したいとの思いは強いが、経営環境の先行きが不安定で「賃上げは慎重な対応を考えないといけない」(日立の中畑常務)との声もある。

 要求の回答は自動車大手の労組と同じ3月16日を予定している。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。