「トリクルダウン」最初から期待できなかった? 上流~下流で広がる年収格差 (7/8ページ)

2016.2.28 17:12

 ▼「女性 規模計 正社員」の給与(同)

 「800万円超」2.2%

 「800万円以下」29.8%

 「400万円以下」67.9%

 実に67.9%もの女性が年収400万円以下なのだ。ちなみに、大手ではなく、「中小 女性 正規」の場合だと、年収400万円以下の比率は実に85.9%に達する。

 この男女格差は、改善の方向に向かっているという印象はなかった。

 大手は中小に口出し「賞与出し過ぎ」「交際費高い」

 以上のようにデータをみてわかったこと。それは、アベノミクスの恩恵に浴したのは、結局のところ「大手の正社員」だったということだろう。また、公務員の賃金は、基本的に大手に連動しているので、官民格差は確実に拡大したと想像できる。

 極めて対照的なのは、中小企業だ。わずかな“おこぼれ”しかなかった、という表現はあながち間違っていないだろう。滴り落ちる「トリクルダウン(富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちるという経済理論)」など、最初から期待できるはずもなかったのかもしれない。

日本で、価格の決定権を持つのは、大手メーカーと大手小売業だと思うが…

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