【建設】一定以上の残業は記録しないように指導するとか、社員自ら残業を記録しないケースが横行していると思う。つまり、実際の残業時間と申告された残業時間のギャップが大きい企業が多いのが実態ではないか。
【電機】さすがに3カ月で415時間の残業は極端だが、月60時間程度の隠れ残業をしている人が結構いる。申告した残業が月に40時間なら、実際には100時間近くの残業をしているのではないか。とくに管理職の長時間残業が常態化している。
【食品】管理職には残業代は出ないが、すごく残業している。うちの製造部門では工場長が朝の5時に出勤し、課長も6時前には出勤し、6時から会議が始まる。これは流行の朝方勤務でもなんでもない。せめて早く退社するように言っているが、夜の8時、9時まで残業している。
【建設】部門別の残業代の予算を設定し、その範囲内で収めるように要請している。もちろん残業をつけるなとは法的に言えないし、上司もそこまでは言えない。一方、社員の側も残業時間を多く記録すると、能力がないように思われるので少なくつけてしまう。結果的にサービス残業が増えることになる。