【書評】『化粧の日本史 美意識の移りかわり』山村博美・著

2016.6.25 05:00

 ■女性の必需品は時代を映す鏡

 女性の化粧品広告を見ない日はない-といっても過言ではないくらい世の中に化粧品関連の情報があふれている。電車内のデジタルサイネージでもメークのワンポイントアドバイスが日々流れている。それだけ、化粧は女性にとってなくてはならない存在になっているのだ。

 では元来、化粧はいつの時代から何を目的に始まったのか-。本書は歴史的に化粧に関する情報を収集し、時代の流れに沿って美意識の移りかわりを分析する。日本の化粧が海外関係や政治、経済などさまざまな社会の影響を受けながら変わっていくもようが見えてくる。化粧は時代を映す鏡といってもいいだろう。(1836円、吉川弘文館)

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