“2.5次元ミュージカル”人気の理由 転機は「テニミュ」、リアルの希少価値 (1/5ページ)

2016.7.17 07:12

「BLEACH」に「ハイキュー!!」に「テニスの王子様」に「こち亀」。数々の2.5次元ミュージカルが上演されている
「BLEACH」に「ハイキュー!!」に「テニスの王子様」に「こち亀」。数々の2.5次元ミュージカルが上演されている【拡大】

  • アニメビジネス専門誌「アニメビジエンス」でも特集された2.5次元ミュージカル
  • 講演する日本2.5次元ミュージカル協会代表理事の松田誠氏
  • 東京・渋谷にある2.5次元ミュージカル専用劇場「アイア2.5シアタートーキョー」

 漫画やアニメーション、ゲームの世界を舞台化した、「2.5次元ミュージカル」と呼ばれるエンターテインメントが人気だ。公演数も観客動員数も増加を続けており、東京都内には専用劇場もできて、国内のファンや外国からの観光客を引きつけている。盛り上がりの背景を、一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会代表理事で、演劇プロデューサーとして数々の舞台を手がけてきたネルケプランニング代表取締役会長の松田誠氏が語った。

 ライブやイベントに関連した機材や技術などを見せる事業者向けの展示会、第3回ライブ&イベント産業展の基調講演に登壇した松田氏は、1974年に初演されるや“ベルばらブーム”を巻き起こした宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」や、93年スタートで、今も続く「美少女戦士セーラームーン」のミュージカルなどを例に挙げて、日本における2.5次元ミュージカルの流れを振り返った。

 「ターニングポイントになった」作品として挙げたのが、2003年に登場したミュージカル版「テニスの王子様」だ。ボールを打ち合うテニスというスポーツの雰囲気を、ボールを使わず舞台上に再現する演出上の工夫に加え、若手の俳優たちが舞台を通して成長していく姿を見守る感覚がファンを引きつけた。

キャラクターを演じる役者が卒業して、他の舞台やドラマ、映画などで…

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