介護度が軽い「要支援」への家事援助 自治体が住民ヘルパー育成 (2/5ページ)

2016.8.11 17:09

武蔵野市認定ヘルパーの岡崎千加子さん(右)。研修に参加したことが、介護の仕事をしたいと思うきっかけになった=東京都武蔵野市
武蔵野市認定ヘルパーの岡崎千加子さん(右)。研修に参加したことが、介護の仕事をしたいと思うきっかけになった=東京都武蔵野市【拡大】

 女性が利用した家事援助のサービス料は1回当たり2千円で、利用料の本人負担は所得によって1~2割。岡崎さんには、事業を実施する武蔵野市福祉公社から、1回当たり1100円程度が支払われる。

 女性は「部屋の隅まできれいになる。来ていただいて助かっています」と話す。

 岡崎さんは市の養成研修を受講して認定ヘルパーになった。実習を含む4日間で介護保険制度や老化について学び、認知症の人とのコミュニケーションを演習。清掃・洗濯・調理に関する講義を受けた。

 それまでは、ヘルパーの仕事を「大変できつい仕事ばかり」だと思っていた。だが、イメージが変わった。「主婦として普通にできる仕事もある。肩に力を入れず、少しでもお役に立てれば、と思う」。仕事を始めたら、もう少し勉強しよう、と思うようになった。今は福祉公社で「初任者研修」を受講する。初任者研修は介護職になる“はじめの一歩”。修了すると、一般の訪問介護もできる。そこまでするかどうかは未定だが、知識は多いほどいいと思う。「利用者さんが待っていてくれるから、行こうと思う。お互いに喜び合う気持ちのつながりができたことが大きい」と話している。

講習実施で質を確保 介護人材の確保が狙い

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