「混ぜるはアリだ」 何をやろうが、どう転ぼうがプラスになる (1/3ページ)

2016.8.28 06:00

 大分の別府に留学生の多い大学がある、という話は何年も前に耳にしていた。ただ、それ以上の関心は抱かなかった。他の地方にある国際化を謳う大学と何が違うのだろう、と。

 大学の「国際化」には、ぼくの頭のなかで、いつも疑問符がついていた。

 日本の大学から「提携校になってください」とお願いされる立場の欧州の大学にいる知人に、日本の大学の「国際化するフリ」を散々聞かされてきた。

 「わが校は世界中の提携校に留学生を送りこんでいる」と国内で宣伝するが、欧州の大学からすると「英語の授業が十分に揃っていない大学に、うちの学生が留学に興味を抱くか?」と首を傾げる。

 提携関係は、送り出す学生の数と受け入れる学生の数が同数であってこそ、お互いのメリットがでる。日本の多くの大学の学部クラスに英語の授業がなく、交換留学のアンバランスから欧州の大学から敬遠されると説明を聞き、ぼくは納得してきた。

 ぼく自身、20数年間、日本の外に住んできて、大学に限らず「国際化」や「グローバル化」という言葉のまやかしを感じてきた。「ローカル化」には身の丈の実感が伴うが、その反対の言葉には誇大広告の匂いがする。

 『混ぜる教育』(崎谷実穂、柳瀬博一:日経BP社)を読んでみて、国際化は分からないが、「混ぜるはアリだ」と思った。冒頭に書いた「留学生の多い別府の大学」を取材した本で、舞台は立命館アジア太平洋大学である。

 大学の広報の本だが、「広報の本はつまらない」という偏見も崩してくれる。

まず広報らしい、ややネガティブに思った部分だけを書いておくと…

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