「これはイジメではないからね…」 部下をいじる上司ほど出世するワケ (1/4ページ)

2016.10.2 07:09

 ■連載/あるあるビジネス処方箋

 上司が部下を罵倒したり、怒鳴ったりするのが「いじめ」や「パワハラ」だとすると、今はここまでわかりやすいことをする人は少ない。むしろ、部下に仕事を教えているように見せながら、その部下のやる気をくじき、従わせようとする上司のほうが多い。得てして、このような人は出世する傾向がある。今回は、部下をいじる上司はなぜ、出世するのか、という謎を私の取材で得た情報をもとに考えたい。■自分の力や威厳を見せるのが上手い

 出世する上司は、反抗的な部下や自分よりも優秀な部下などをいじることで萎縮させ、コントロール下に置こうとする。露骨ないじめをすると、「パワハラ」と騒がれやすい。だから、「いじめ」とは思われないように演出する。たとえば、その部下の言動について揚げ足をとったりする。

 報告を受ける時、「あなたの言っていることの意味がわからない。日本語で話してくれ…」などと皆に聞こえるように指摘する。本人がいないところでは、ため息をついて「あんな部下の面倒をみるのは、困るな」と演出する。「俺に逆らったら、こうなるのだ」と見せしめにしようとする。このようにして振る舞いながら、自分中心の体制をつくろうとする。

部下をいじりながらも、「いじめ」はしない

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