【書評】『淵に立つ』深田晃司・著 崩壊寸前だった家族を描写

2016.10.15 05:00


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 今月8日から劇場公開されている同名映画を、監督自らが小説化。郊外で小さな工場を営む夫婦と娘の3人家族の家に夫の知人という男が現れ、住み込みで働くことになる。過去にいわくのある男は家族に波風を立てた末、大きな傷痕を残して姿を消す。それから9年。夫婦はいまだ男の行方を捜していた。

 映画は今年のカンヌ国際映画祭で高い評価を得たが、結末をがらりと変えてまた別の味わいに仕立てた。

 崩壊寸前だった家族の深層に他人が入り込むことで起こる不気味な変化を丁寧な心理描写でつづり、映画だけではない著者の多彩な才能が垣間見える。(1404円、ポプラ社)

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