【書評】『テロ』フェルディナント・フォン・シーラッハ・著、酒寄進一・訳

2016.10.15 05:00


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 ■旅客機の撃墜めぐる法廷劇

 旅客機を乗っ取って観客7万人のサッカースタジアムに墜落させようとしているテロリストを阻止するため、空軍少佐は旅客機を撃墜し、164人の乗客が死亡した。この行為は有罪か、無罪か-。

 弁護士としての知見を生かした短編集『犯罪』でベストセラー作家となったシーラッハによる法廷劇。検察側、弁護側の言い分が展開された上で、有罪、無罪の2通りの判決が用意されている。

 読者、観客は自分なりの判決を出しても、もう一方の判決にも納得できる部分が出てきてしまうだろう。

 テロが頻発する今、熟考に値する、深遠なテーマが提起される。(1728円、東京創元社)

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