100年の「経験」で育つ子供たち ピッツィゴーニの教育哲学を実践 (1/3ページ)

2016.10.23 06:00

 最近、息子が通ったミラノ市内の小学校を久しぶりに訪れた。教育をテーマにしたブログを多く書かれているオランダのユトレヒト在住、吉田和充さんをご案内した。吉田さんの訪問記は既にアップされている。画像と一緒にご覧いただきたい。

 ミラノ市内のある公立の学校は、ピッツィゴーニという教育学者の哲学をおよそ100年間、実践し続けてきている。豊かな自然のなかに身をおき、日常生活における真理を見つけ出させ(教えるのではなく、子供自らに発見させる)、経験を重視する。この三点が柱だ。

 教室は戸外に子供たちが即出られるように全て一階にあり、畑やロバなどの動物の飼育場がある。イタリアで最初にベンチ型を廃止し、個人用の机と椅子というシステムを導入した学校で、戸外に簡単に机が持ち出せ授業できるようにするためだ。

 この学校に息子を通わせたのは、たまたま学区にある学校だったからだ。恥ずかしながら、この教育哲学を知らなかった。息子が1年生のとき、学校から「日本の教育委員会と先生たちが視察に来るので、案内に同伴してくれませんか?」と連絡があったとき、そんなに珍しい学校なのかと意外に思ったくらいだ。

 視察に参加してみて、確かに子供たちは明るくノビノビしているとは思ったが、日本からの視察グループが感銘するほどに、ぼくが心を動かされることはなかった。それだけイタリアで語られる哲学や雰囲気に「すれている」からだろう。

 が、その視察から約10年を経て、ぼくの見方は変わった。今回、それを再認識したのだ。

「親がやり過ぎない」ことが大切

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