【IT風土記】岐阜発 「君の名は。」の聖地巡礼だけじゃない 消費呼ぶインバウンド戦略 (1/3ページ)

2016.11.8 12:00

風情を感じさせる高山市の「古い町並」。海外からの観光客も多い
風情を感じさせる高山市の「古い町並」。海外からの観光客も多い【拡大】

  • 免税カウンターの設置に乗り出した高山本町三丁目商店街振興組合の中田理事長
  • 訪日外国人向けのパンフレットを手に説明する高山市の葛井主査
  • J&J事業創造の大本取締役

 名古屋から特急を使っても2時間以上かかる岐阜県の観光地・飛騨高山は、お世辞にも交通の便が良いとは言えない。しかし、造り酒屋や味噌店が立ち並び、江戸時代の城下町・商家の風情が残る古い町並みには、さまざまな人種の外国人観光客が大勢足を運び、散策を楽しんでいる。アニメ映画「君の名は。」の舞台にも近く、「聖地巡礼」目当ての観光客でも賑わう飛騨高山の集客の原動力となっているのは、地元の官民が手を組んだ地道で巧みなマーケティング戦略だった。

インバウンド数“15年で約10倍”

 高山市が外国人観光客の取り込みに力を入れ始めたのは、1986年に遡る。運輸省(現・国土交通省)が、魅力ある観光地で、受け入れ態勢も整備されている地区のひとつとして高山市を「国際観光モデル地区」に指定したことを受け、同市は「国際観光都市」を宣言した。その後も、政府が仕掛けるビジット・ジャパンなどの観光支援事業の機会をとらえ、海外に対するプロモーションを積極的に展開した。

 「高山の観光プロモーションの強みは、官民の連携が密であることだ。旅行博にも同行し、その場で具体的な提案や対応ができる機動力がある」。高山市ブランド・海外戦略部海外戦略課の葛井孝弘主査は、こう胸を張る。2005年に市町村合併があったため、単純比較はできないが、高山へのインバウンド(訪日外国人客)の数は、2000年の約3万7000人から2015年の約36万4000人へと飛躍的に増えている。

危機感をバネに海外プロモーションに力

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