Q6.「老後」のイメージとして、自分の「老後」の予想に最も近いと思うものは次の内どれですか(単数回答)
自分の「老後」のイメージに最も近いと思う状況を聞いたところ、20代・50代ともに、1位「経済的には余裕はないが、健康で働きながら自宅で暮らしている」(20代33.6%、50代44.4%)、2位「経済的に余裕があり、自宅に住んで、旅行や趣味を楽しんでいる」(20代23.0%、50代19.6%)、3位「経済的な余裕もなく、年金だけで1人で自宅で暮らしている」(20代21.8%、50代19.2%)という結果となった。しかし、50代未婚では、「経済的な余裕もなく、年金だけで1人で自宅で暮らしている」が40.3%で最も高く、「経済的には余裕はないが、健康で働きながら自宅で暮らしている」は6.7%と極端に低いという特徴がみられた。
Q7.「老後」についての以下の記述について、それぞれどう思いますか。(単数回答)
下図に示した「老後」に関する9つの記述について、どの程度共感するかを5段階評価で聞いたところ、「そう思う」と「どちらかというとそう思う」を合わせた共感率は、20代では、「老後は健康でいられるか不安だ」(55.8%)、「親の介護が不安だ」(47.8%)、「老後は孤独になりそう」(46.6%)の順で高いという結果になった。50代では、「老後は健康でいられるか不安だ」(69.8%)、「自分の介護が不安だ」(55.4%)、「親の介護が不安だ」(46.2%)の順で高い。自身の介護が不安の上位に来る点で、20代と少し差がみられる。50代に比べ、20代で多くの共感がみられた項目としては、「先のことは分からないので、老後の心配をしてもしょうがない」(45.2%)と、「孤独死しそう」(41.0%)の2項目で、大きく差をつけた。先の心配をしてもしょうがないという意識については、ヤングとシニアで差があることは想定の範囲内といえるが、老後の孤独感に関しては、実は50代未婚が最も高く、20代でも多数を占める未婚が抱えている不安といえそうだ。