親が企業と面談、芸人起用し魅力アピール…あの手この手で学生確保、行政がユニークな就活後押し (1/3ページ)

建設業界の魅力を保護者に説明する、ゆりやんレトリィバァさん(左)=大阪市浪速区
建設業界の魅力を保護者に説明する、ゆりやんレトリィバァさん(左)=大阪市浪速区【拡大】

  • 「究極の面談会」で企業担当者から説明を聞く参加者。面談は親子別々に行われた=大阪市浪速区

 親子を対象にした面談をしたり、お笑いタレントを起用して業界の魅力をアピールしたり、行政がユニークな就職活動を後押ししている。終盤を迎えた就活戦線。人手不足に悩む業界では、あの手この手で学生を確保しようと懸命だ。(服部素子)

親の意向

 「親子で参加する究極の面談会」。11月下旬、大阪市内で開かれた就職説明会ではこんな目を引くテーマが掲げられた。来春卒業予定の大学生や既卒者、保護者らを対象に、建設や製造、情報通信業など中小11社が参加した。

 企画をしたのは大阪府就業促進課だ。ここ数年、学生優位の売り手市場が続き、大企業志向が強まっている。中小企業に内定が決まっても、親の意向で断るケースも少なくないという。担当者は「親が経営者と直接会うことで、現状を正しく認識してもらえたら」と説明する。

 面談は、親子が別々に企業の担当者と対面する形式で行われた。

 「就職の話をしたことのない娘に『一緒に来てほしい』と頼まれて来た」と話すのは大阪市城東区の男性会社員(66)。すでに大学を卒業した娘の依頼で参加を決めたという。「子供の就活に親が出ることには正直、ためらいがあった。しかし、経営者と直接話すことができて参考になった」と満足そうに話した。

 府は、親子での参加を見込んだが、保護者だけのケースも目立った。年末を控え、就職先が決まらない子供への接し方が分からず、自ら情報収集に関わることで、「少しでも役に立ちたい」という声も多く聞かれたという。

「目的意識のない保護者も…」

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