厚生労働省は22日、平成28年の人口動態統計の年間推計を発表した。出生数は前年に比べ2万5千人減の98万1千人となり、過去最少となった。年間の出生数が100万人を割るのは初めて。
死亡数は前年比6千人増の129万6千人で戦後最多。死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減は過去最多の31万5千人で、10年連続で増加した。
婚姻件数は62万1千組で、前年に比べ1万4千組減り、戦後最少。離婚件数は前年比9千組減の21万7千組だった。
人口動態統計の年間推計は、日本在住の日本人について1~10月の速報値を基に1年分を推計している。来年6月に概数、9月に確定値がそれぞれ公表される予定だ。