【書評】『日本財団は、いったい何をしているのか 第三巻 民間流の世界戦略』

2016.12.24 05:00


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 ■「官」補う民間外交の実相に迫る

 日本財団の実相に切り込む長編シリーズの第3弾。本書では、日本財団が世界各地においていかに事業を進めてきたか、その戦略を丁寧に解き明かしている。

 特に日中交流事業に関する記述が全体の半分程度を占めるが、そこで笹川陽平会長が強調するのは「トラック2」という手法。政府間の直接会合や交流である「トラック1」に対し、合意や結論をもたらす必要のない非政府・民間の専門家による会合や交流を指す。その手法で「官」を補う民間外交を日本財団が担ってきたことが、よく分かる。

 あまり知られていない米国やイスラム諸国での活動に関する記述も興味深い。(鳥海美朗・著/1512円、木楽舎)

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