【著者は語る】朝倉祐介氏「論語と算盤と私」 (1/2ページ)

2017.1.7 05:00

(疋田千里氏撮影)
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 □スタンフォード大学客員研究員、ミクシィ前社長・朝倉祐介氏

 ■自分なりの「経営観」築く参考に

 「市場経済の中で、会社や個人はどうあるべきか」。それが本書を貫くテーマです。

 青臭いようですが、吹けば飛ぶような零細スタートアップと、事業の勢いが衰えた上場企業の経営を担い、そこで生じる様々な矛盾を目にするにつけ、私は会社の存在意義という問いに向き合わざるを得ませんでした。

 我々は日頃、「会社」をあたかも実体を持った存在であるかのように捉えてしまいがちです。しかし、日本に「会社」という概念を紹介した福沢諭吉が『西洋事情』の中で「西洋の風俗にて大商売を為すに、一商人の力に及ばざれば、五人或は十人、仲間を結て其事を共にす。之を商人会社と名づく」と述べているとおり、会社とは本来、実体のないひとつのフィクションにすぎません。会社は潰れるときは潰れるものです。

 また会社は、異なるステークホルダーの期待に応える多義的な存在でもあります。顧客、労働者、株主といった、必ずしも方向性が一致しない関係者の期待に応え続けていかなければなりません。こうした関係者間の矛盾が大々的に表面化するのが、会社の苦境期です。

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