がん10年生存率58.5% 治療法の進歩で年々上昇、改善進む

2017.2.16 00:32

がん部位別生存率
がん部位別生存率【拡大】

 国立がん研究センター(東京都中央区)は15日、平成12~15年に全国20施設で胃、大腸、肺、肝臓など16部位のがんと診断された患者約4万5千人の10年後の生存率が58.5%(前年比0.3ポイント増)だったと明らかにした。データは約15年前に治療を受けた例で、治療法の進歩により、現時点でがんと診断された人の10年後の数値はさらに改善しているとみられる。10年生存率公表は昨年に続き2回目。対象施設は4施設、患者は約1万人増えた。

 部位別でみると、10年生存率が高かったのは前立腺がん、甲状腺がん、子宮体がん、乳がんなど。膵臓(すいぞう)がん、肝臓がん、胆嚢(たんのう)胆道がん、食道がんは30%未満と低かった。

 生存率は年々上がっており、10年生存率と同時に公表された18~20年に全国32施設でがんと診断された患者約12万1千人の5年後の生存率は、69.4%(同0.6ポイント増)だった。

 がんセンターは部位別のがんの生存率の数値と、患者の年齢や治療方法などの条件で生存率を計算できるシステム「KapWeb」を更新。「全国がん(成人病)センター協議会」(全がん協)のホームページ(http://www.zengankyo.ncc.go.jp/)から閲覧できる。

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