厚生労働省は17日、全国約5千の定点医療機関から12日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関当たり28・57人で、前週の38・14人から減少したと発表した。今シーズンで最も多かった前々週(39・41人)から2週連続で減り、全国的に流行のピークを越えたとみられる。
秋田県以外の46都道府県で前週より患者数が減少した。厚労省は「引き続き手洗いや、せきエチケットなどの感染対策を」と呼び掛けている。
1週間に医療機関を受診した全国患者数は推定約151万人。都道府県別で1医療機関当たりの患者数が最も多いのは高知で41・63人。次いで福岡(39・77人)▽大分(38・55人)▽鹿児島(38・31人)▽愛知(38・03人)。年齢別では5~9歳が約26万人で最多、10~14歳が約20万人、0~4歳が約17万人。
検出されたウイルスはA香港型がほとんどだが、3月にかけてB型が増える見込みだ。