消費の喚起を狙う「プレミアムフライデー」が始まった24日の仙台市では、パティシエの卵たちがスイーツを無料で振る舞うイベントが午後4時から開かれ、早めに仕事を切り上げた会社員ら約30人が参加した。
主催者で、起業支援などを行う民間団体「まちくる仙台」の栗田直樹さん(35)は「初めてのプレミアムフライデーを楽しんでもらえればと思い企画した」と話した。参加者からは「これからも金曜日は自分の時間を楽しみたい」との声が聞かれた。
一方で、仙台の主要企業の多くは「浸透には時間がかかる」と様子見の構え。生活用品大手アイリスオーヤマや総合商社カメイ、七十七銀行は顧客対応を理由に実施しなかった。